滋賀大学データサイエンス学部・研究科では、(一社)近江データサイエンスイニシアティブと協働して、本学DS人材の高度化を目的とした卒業生のキャリアサポート(DSコモンズfor Alumni)活動を開始しました。そのキックオフミーテイングが滋賀大学コミュニティ・プレイス@東京・汐留 KC BASEで開催され、多数の大学関係者や陵水会メンバーも参加しました。卒業生から、今後のイベントの内容について多くの意見が出され、参加者全員で、この活動の趣旨とネットワークの意義と価値を共有できました。
大学HP DS学部サイトに、卒業生への参加呼び掛けのお知らせも掲載されています。
ぜひ、下記クリックしてご覧ください。
1.開催概要
- 日時:2025年4月18日(金)19:00〜21:00
- 会場:滋賀大学コミュニティ・プレイス@東京・汐留 KC BASE (東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留2F)
- 主催:滋賀大学データサイエンス学部/近江データサイエンスイニシアティブ
2.参加者(総数:32名)
- DS学部卒業生(13名)
- 大学関係者 須江雅彦理事・副学長、深谷良治センター長(DS・AIイノベーション研究推進センター)、市川治DS学部長、岩山幸治准教授、保科架風特任准教授、向井隆生学長アドバイザー、山佐木恭平共通事務部、安田豊事務局長(近江データサイエンスイニシアティブ)、辻野亜弓プロフェッショナルスタッフ(同)
- 陵水会 中村勝副理事長、市川誠副理事長、安部典之経済学部プロッフェショナルアドバイザー、緒方俊輔東京支部長、鈴木教義 同 幹事長、藤井登 同 事務局長、丸山貴宏 同 副幹事長、和田博之 同 新聞編集局編集長代行、岡島史明NextRyosui事務局、天野優東京支部総会幹事
3.趣旨説明(保科特任准教授)
<背景>
- 少子化による入学定員確保の課題
今後20年で上位志願者定数が不変とすると、全体の受験者減少により本学の入試偏差値が現在の52.5から47へ低下するという試算がある。これを克服するためには、教育力の向上と大学の魅力度アップが不可欠。 - データサイエンス人材育成の現状と課題
業界の変化が激しく、専門人材の多くが中途採用に依存。卒業後も継続的なスキルアップが必要だが、単独での学び直しは困難。 - ネットワークと物理的拠点の重要性
滋賀大学DS卒業生間のネットワークが未構築、情報交換の場、仲間との連帯、トップ人材の結集によるシナジーを生むため、定期的に集える「たまり場=コミュニティ・プレイス」の意義は大きい。
<具体的目的>
- DSスキル向上と連携強化
- 他大学にない魅力創出による偏差値アップ
- 就職支援と卒業後キャリアフォロー
- 学び直しプログラム、事例紹介、学生・卒業生交流、論文発表会の開催
- 大学サテライト会場の活用
4.プログラムと発言要旨
- 開会挨拶(市川学部長)
「人と人とのつながりで人生は変わる。スキルを磨きつつ、次のチャンスを得るためにネットワークを大切にしてほしい」と激励。

- 乾杯(中村副理事長)
「皆さんの活躍が日本経済を前進させる。陵水会2万人の組織力を活用し、本会を各地(京都・大阪など)との連帯の起点としたい」との祝辞。
- 集合写真撮影



- グループディスカッション(卒業生4名+大学・陵水会メンバー3〜4名)
(どのような定期イベントの開催を期待するか、その頻度は)- 意見・体験交換会(セミナー、ゼミ生×教員交流会)
- 大学講義資料の提供
- 現場・業界課題の共有と解決策提案
- 開催頻度:月1回程度
- 対象拡大:経済学部卒業生も含め、半年に1回の大型集会


- 意見集約(保科特任准教授)
- 自主学習用コンテンツと仕組みの整備
- 気軽に相談できるオープンな場の設置
- トヨタ式「機会学習実践道場(困りごと相談会)」のモデル導入
- ネットワーク価値の共有と啓発
- 閉会挨拶(岩山准教授)
「データサイエンスは一過性のブームではなく、『DS2.0』として持続的支援が不可欠。ここはいつでも帰れる港。陵水会・丸山さんをはじめ皆様に感謝」と総括。

以上