この度の支部総会におきまして、支部長に選任されました 大学29期 緒方俊輔でございます。歴史ある陵水会東京支部の支部長に就任いたしましたことは光栄であるとともに、大役の重みに身の引き締まる思いです。
私にとって陵水会との関りは、多くの皆様がそうであるように、支部総会で同期の皆さんと当番幹事を務めて以降、深まってまいりました。我々大学29期は、ちょうどデータサイエンス学部が発足した2017年に当番幹事を務めまして、竹村現学長に、当時、データサイエンス学部長としてご講演をお願いした年でした。この年から総会後の懇親会の時間をより長めにとるようにしたり、当番幹事3年制という運用を提案したり、また、新卒社会人1年目の方を各テーブルにご紹介して回るなど、会員の交流の場としていろいろ従来にない取り組みを行なったことを記憶しています。それ以来、私は多くの先輩方、後輩の皆様とお話しする機会が増え、たくさんの素晴らしいOBOGの皆様がおられて、また皆さんが彦根で学んだ、活動したというご縁をとても大切に感じていらっしゃるということをあらためて知りました。
私自身は、これまでの歴代の支部長を始めとした東京支部の役員を務められた大先輩方には、仕事のキャリアも陵水会の経験・人脈も、全く足元にも及びませんが、前能島支部長にこのお役目をやるようにとお声を掛けて頂いたご縁、これも運命と思い定め、微力ながらこれから次の100年の陵水会、そして東京支部のあり姿を議論し、そこを目指して精一杯務める所存です。
陵水会や支部活動の課題やあり姿に関しては様々なご意見、議論があると思いますが、仕事を引退する頃から参加する同窓会にとどまらない、様々な幅広い年齢、性別、キャリアの会員の皆様が「参加して良かった」「企画して面白かった」「もっとこうしたらどうだ」「もっと声を掛けよう」そういう輪が広がり、それが大学・学生・会員そして社会に役立つ陵水会、その中心的存在たる東京支部であるという姿を目指していきたいと考えております。多くの変遷を重ね、現在では社会の要請を先取りして日本初のデータサイエンス学部・大学院を有し、伝統ある経済学部と合わせて文理融合を理念とした地域中核大学として存在感を強めている大学とも軌を一にした未来志向が必要だと思います。幸い優秀でお人柄も素晴らしく、それこそ年齢、性別、キャリアも様々な役員の皆様、そして会の決定機関を構成している年次会員の皆様がいらっしゃいますので、いろいろ面白いことが出来ると実感しております。特に年次幹事の皆様の役割はますます重要になります。どうぞ、どんどんご意見をお願い致します。先輩方、同期や後輩の皆様、宜しくご指導、ご協力のほど、お願い申し上げます。
令和6年 7月吉日
陵水会東京支部
支部長 緒方俊輔