令和4年度東京支部総会

昨年は、新型コロナウイルス禍の中、会場出席者の人数を絞り、懇親会を中止し、総会の模様をオンラインで中継するハイブリッド形式で実施しましたが、令和4年度の陵水会東京支部総会は、7月2日(土)の午後4時30分より、上野精養軒で総会はリアルとオンラインのハイブリッド形式で行い、午後6時40分より1年ぶりの懇親会が開催されました。会場には滋賀大学からお借りした大学と彦根市の歴史が描かれたタペストリー5枚を展示して、皆さんに懐かしく観て頂きました。

未だ、コロナ禍が終息しない中、検温・消毒・マスク着用を徹底した上で、会場出席者の人数を絞りましたが、ご来賓を含め、116名の方々にお集まり頂きました。総会の模様はオンラインで中継し、45名の方々に視聴頂きました。

支部総会概要

(一部)
能島陵水会東京支部長のご挨拶
竹村彰通滋賀大学学長のご挨拶
山田督陵水会理事長のご挨拶
議長選出・議案決議
新役員自己紹介

(二部)
宮西賢次滋賀大学准教授の講演
パネルディスカッション

(三部)
懇親会
 乾杯:(顧問)竹森二郎(大19回)
新卒会員紹介
 令和2年卒員(大68回)~令和4年卒員(大70回)
歓談
新旧当番幹事引継ぎ式
 当番幹事(大33回)から(大34回)へ
田川行雄様(大9回)による締めのご挨拶
彦根高等商業学校校歌 合唱
 高田大樹さん(大49回)によるエール

支部総会概要

今年作成された今年作成された滋賀大学卒業生向けビデオメッセージが映し出され、その後、学歌が流れた後、午後4時30分から、中村勝(大25回)幹事長による開会宣言が行われました。
続いて、この1年間にお亡くなりになられた支部会員の方々のご冥福を祈り、黙祷を捧げました。(黙祷)

はじめに、能島伸夫(大22回)陵水会東京支部長から、開催のご挨拶を頂きました。

次に、竹村彰通滋賀大学 学長より、ご挨拶を頂きました。

ご挨拶骨子:

  1. 滋賀大学の現況(リモートからリアルへ)
  2. 令和4年度滋和戦復活 (令和2年度、3年度は中止)
  3. 未来創生大学、中計
  4. 100周年募金(コンテンツ提供を通じて社会に還元できるように)

次に山田督陵水会理事長より、オンラインによるご挨拶を頂きました。

ご挨拶骨子:

  1. 100周年 陵水会館の改修(2F統計エキスパート 育成/ DS・AI リーディング 拠点 )
  2. ビジネスデータサイエンスの拠点(ビジネスサイエンスパッケージ、ビジネスサイエンスフォーラム)

その後、議案審議の為、議長を出席者の中から選任し、山本保さん(大15回)が選出されました。山本議長の議事運営により、第一号議案、第二号議案、第三号議案、第四号議案は、それぞれ、賛成多数により承認されました。

第一号議案については、中村幹事長より、「1.令和3年度の活動報告」が行われ、続いて吉本準一 (第 29回 )事務局長より、「令和 3年度収支報告」が行われ、最後に岡田憲治監事(大 18回)より、「3.監査報告」が行われました。

山本保議長により新役員の紹介がなされ、新役員が自己紹介と共に、今後の支部運営に対して抱負を述べました。

山本保議長
新役員
藤井登(大31回)、青木聡史(大45回)、梅田祐貴子(大53回)(敬称略)


その後、議長より審議終了の言葉があり、無事、総会第一部を終了しました。

(二部)

続いて、総会第二部が始まりました。服部進副幹事長(大37回)が進行役として、講演者の宮西賢次滋賀大学准教授をご紹介、宮西先生がご登壇されました。

宮西准教授からは、『滋賀大学のDNAとは?』という演題で、何故、全国に先駆けて、滋賀大学にデータサイエンス学部が出来たのか?について熱くご講演頂きました。

宮西准教授の講演骨子:

  1. スタート
    • 滋賀大学経済学部の理念:専門職業人「グローバルスペシャリスト育成」
    • 変革能力、CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)を先取りするような理念
    • 2つのハードル(学科重視、経済経営分離)を乗り越え
  2. 大学改革:2013~
    • 3つの新学部構想
      1. 地域ローカル人材育成学部構想
      2. 学部版ビジネススクール構想
      3. 統計 ⇒データサイエンス学部構想
        文科省:データサイエンティストを育成する
  3. 大学改革の方向性:2015~
    1. 専門教育
    2. グローバル人材育成
    3. 文理融合
      • ゼミのトライアスロンプログラム:
        1. 財務経理の専門性
        2. 語学力+グローバルな問題意識
        3. データサイエンス
  4. 2023年~
    1. 文理融合教育+経済学部3専攻制体制
    2. 3つの柱:グローバルコース+データサイエンスコース+アントレプレーシップ
      +数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度
      滋賀大モデル:彦根から世界へ:グローバルスペシャリスト人材育成の拠点
      彦根をシリコンバレーに
  5. 陵水会OBOGによる学生教育+NextRyosuiの活用
    リーダーシップ論、英語でのビジネス講義、起業道場、DS講座

新しい滋賀大学のinnovationを先進的に推進しておられる、熱いご講演に、会場出席者一同、感心・感激して拝聴しました。

その後、服部副幹事長の進行で、2人のパネリストをお迎えし、宮西先生とのパネルディスカッションが行われました。

丸山貴宏(大34回)人材紹介会社㈱クライス・アンド・カンパニー社長
越智道夫(大47回)パーソルグループ、ミイダス㈱ 執行役員CMO

パネリストのお二人丸山さん、越智さん、進行役の服部さんからは、「人と同じことをするのではなく、何かinnovationを繰り返してこられ今がある」というご経験についてのご紹介があり、さきほどの宮西先生のご講演の「滋賀大学のDNAとは?」につながるとても興味深いパネルディスカッションを展開いただきました。

(三部)

懇親会
竹森二郎顧問(大19回)による乾杯のご挨拶で、懇親会が始まりました。

懇親会の中で、当番幹事の西野さん(大33回)より令和2年から令和4年の卒業生の紹介が行われ、関係者が壇上に上がり自己紹介が行われました。今年度は令和2年から令和4年の卒業生の中から、12名の宮西先生のゼミ生と陳先生のゼミ生1名、坂田先生のゼミ生1名が東京支部総会に参加されました。

続いて、新旧当番幹事引継ぎ式(当番幹事(大33回)から(大34回)へ)が行われました。 今回幹事の大 33回の皆さんと、来年幹事の大 34回の皆さんが檀上に上がられ、大 33回代表の西野さんと、大 34回代表の 島津 さんから、夫々、ご挨拶を頂きました。

左から、
大 33回卒の 北野、北尾、清塚、西野
大 34回卒の 島津、森島、加藤、丸山、桂田 (敬称略)

締めのご挨拶として、出席者の中で最も年長者の大9回の田川行雄様より、締めのご挨拶を頂きました。田川様からは、健康の秘訣の一つにコミュニケーションが挙げられるとし、7/2(土)に開催されたこの東京支部総会の大切さについて語られ、令和4年度の総会を締め括って頂きました。(拍手喝采)

田川行雄様(大9回)による締めのご挨拶

最後に、彦根高等商業学校校歌 合唱にあたり、 高田大樹さん(大49回)によるエールが行われ、3番までフルで、全員で元気に、マスク越しで歌いあげました。

今年の総会は、会場出席とオンライン中継という昨年度と同様ハイブリッド方式での開催となり、人数は制限した形ではありましたが、懇親会を行うことができました。来年7月1日(土)の総会は、より多くの会員の皆様に、是非、会場に参集頂き、旧交を温めて頂く機会にしたいと思いますので、どうぞご期待下さい。

文責:北尾聡子(大45)

懇親会の食事