令和5年度の陵水会東京支部総会は、7月1日(土)の午後4時より上野精養軒3階桜の間で、グリークラブOB有志による「学歌」合唱で開会した。今年度は対面形式みで開催し、午後6時40分より懇親会、午後8時から同上野精養軒内別会場にて、4年ぶりに二次会も開催されました。
ご来賓を含め、新卒者5名と現役大学生2名にもご参加いただき、総勢192名の方々にお集まり頂きました。
(一部)
能島陵水会東京支部長のご挨拶
小倉明浩滋賀大学副学長のご挨拶
山田督陵水会理事長のご挨拶
議長選出・新役員自己紹介
(二部)
株式会社morich代表 森本千賀子氏の講演
パネルディスカッション
服部進副幹事長 進行役
パネリスト
近安理夫(大38回)氏
林紗陽(大58回)氏
吉嵜希(大63回)氏
(三部)
懇親会
乾杯:顧問 小梶清司(大18回)
新卒会員紹介・新旧当番幹事引継ぎ式
新卒会員紹介 令和5年卒員(大71回)
歓談
当番幹事(大34回)から(大35回)へ
林史欣(大9回)氏による閉会挨拶
彦根高等商業学校校歌 合唱
高田大樹さん(大49回)によるエール
支部総会概要
午後4時から、グリークラブOB有志による「学歌」合唱の後、開会。中村勝(大25回)幹事長による開会宣言が行われました。続いて、この1年間にお亡くなりになられた支部会員の方々のご冥福を祈り、黙祷を捧げました。(黙祷)
はじめに、能島伸夫(大22回)陵水会東京支部長から、開催のご挨拶を頂きました。
ご挨拶骨子:
1.Next Ryosui のご紹介
代表服部進氏(大37回):学生、若手会員、女性会員 若手会員会の交流を目的に組成
SNS等を活用して会員の交流促進に寄与。公式LINEから様々な情報発信中、ぜひ登録を!
既に686名が登録、現役の大学生48名が参加(宮西先生が顧問)、大学側の活動を発信
2.支部同好会活動報告
・東京支部発足(1926年3月) 本年で97年経過
・ゴルフ会(1999年3月に活後開始、年4回開催)
・東京陵水新聞(1962年12月創刊)依頼2023年1月に110号発刊
・散歩会(2004年に発足、直近までで125回開催)
次に、ご来賓の小倉明浩滋賀大学副学長より、ご挨拶を頂きました。
ご挨拶骨子:
1.100周年記念事業について
11/4に記念式典を予定、日頃よりのご支援に感謝するとともに、今後さらなるご支援をお願い
2.未来創生に貢献できる滋賀大となるべく今年度は以下注力予定
・企業と協働しながら価値創造の実現にむけて新しい研修施設を建設(広くさまざまな人材が集まれる施設を、文科省より10億円の寄付をもらい、今年より建設し来年完成予定)
・MBAN(経営分析学専攻の大学院を設け2024年4月生を募集、MBAにプラスして、経済・データサイエンス学部の融合、Master of Business Analytics)
・定員数の見直し(日本で最大のデータサイエンティストを育成する大学院、トップランナー目指す)
次に山田督陵水会理事長より、ご挨拶を頂きました。
ご挨拶骨子:
東京陵水会の日頃よりの 陵水会活動への ご支援に心より感謝申し上げます
滋賀県と上野は、ゆかり、関係性が深い場所である
① 上野の不忍池には竹生島になぞらえた 観音様 弁天堂 を建立 されている。
②上野精養軒:「士魂商才」を掲げた渋沢栄一が西洋文化を取り入れる舞台として利用
1.100周年募金の状況について
2億円の募金目標に対して、東京支部の強力なご支援のもと9合目まで到達
2.記念行事
昨年秋にフォーラムを実施
リカレント教育のMOOC教材を制作
3.100年史編纂中
4.彦根市民への感謝(彦根講堂で講座を開催予定)リモート、オンデマンド配信予定
5.100周年記念式典(11/4)を開催予定、滋賀大祭(11/4,5開催と同時期)
6.陵水会年報に50字でメッセージを募集予定
その後、議案審議の為、議長を出席者の中から選任し、山本保さん(大15回)が選出されました。山本議長の議事運営により、第1号から第4号議案は、それぞれ、賛成多数により承認されました。
吉本準一 (第29回)事務局長 より、 「令和4年度の活動報告と令和4年度収支報告 」 について説明がなされた。 その後、 岡田憲治監事(大18回)より、「 監査報告」 が 行われました。 中村勝(大25回)幹事長より、「令和5年度予算案」 「支部規約の一部改正」「新役員の選出」 について説明がなされた。
山本保議長により新役員の紹介がなされ、新役員が自己紹介、今後の支部運営に対して抱負を述べました。
新役員 :緒方俊輔(大29回)、鈴木教義(大29回)、丸山孝宏(大34回)、岡本悠紀(大41回)(敬称略)
また、当日会場でも、5名の方から100周年募金にご協力をいただきました。ありがとうございます。
その後、議長より審議終了の言葉があり、無事、総会第一部を終了しました。
(二部)
続いて、総会第二部が始まりました。服部進副幹事長(大37回)が進行役として、講演者の株式会社morich代表 森本千賀子氏がご登壇されました。
森本千賀子氏からは、『人生100年時代のキャリア戦略』という演題で、ご講演いただきました(森本千賀子氏:滋賀県高島市、高島高校ご出身、リクルート25年勤務後、2017年独立、株式会社morichを設立)。
森本千賀子氏の講演の骨子:
1.キャリア戦略の30年前と今現在との違い<終身雇用の時代からの変革>
・転職エージェントのマーケットの拡大、大型店では転職関連書籍コーナーがある今の時代
・コロナによって副業の拡大
・人生観、価値観の多様化、平均寿命日本1位
2.3つの重要な考え方
①希少性の重要性(掛け算、逆張りの考え方)
②市場性を高める⇒非連続・異色のキャリアの積み上げが重要
③再現性を磨く 人脈とネットワークを構築するためには
➢ どんな人に会いたいかを考えて、発信し続ける(2.5人を介せば会いたい人に会える時代)
➢ 前向きな人とである場所に出向く(前向きオーラの人の横に座ると15%伝播する)
➢ 再現性(どこでも通用するポータブルスキル:コミュニケーション力、対自分力自律力、対課題解決力を身に着けることが重要)
3.最後に For me For you
自分が幸せなくして、他人を幸せにはできない
自分への投資を続ける(お勧めの習慣:寝る前に楽しかったことを思い浮かべて寝る)
人生100年時代を迎えるにあたって、意識を変えて、行動を変えることで、新しい景色が見えてくることを、熱く語っていただきました。非常にパワフルなご講演に、会場出席者一同、感心・感激して拝聴しました。
その後、服部副幹事長の進行で、3人のパネリストをお迎えし、森本氏とのパネルディスカッションが行われました。
パネリスト
近安理夫氏(大38回、アサヒグループホールディングス 執行役員)
林紗陽氏(大58回、株式会社日本機能性コスメ研究所 代表取締役)
吉嵜希氏(大63回、サントリー株式会社)
進行役の服部さんから、まさに非連続のキャリアを重ねてこられている、パネリストの近安さん、林さん、吉嵜さん、をご紹介いただきました。
「自分にとって幸せとはなにか」を考え、やりたいことを追求すること、思い切って挑戦することの重要性について、3人のパネリストから、それぞれのご経験を踏まえたお話をいただきました。学生や就職したての若い方々にむけたメッセージというだけではなく、森本氏のご講演の表題どおり「100年時代のキャリア戦略」につながる、参加した会場全員にむけた、前向きなメッセージで締めくくられました。
(三部)
懇親会
小梶清司(大18回)顧問による乾杯のご挨拶で、懇親会が始まりました。
懇親会の中で、当番幹事の島津(大34回)氏より令和5年の卒業生の紹介が行われ、関係者が壇上に上がり自己紹介が行われました。
続いて、新旧当番幹事引継ぎ式(当番幹事(大34回)から(大35回)へ)が行われました。今回幹事の大34回の皆さんと、来年幹事の大35回の皆さんが檀上に上がられ、大34回代表の島津氏と大35回代表 の 能登氏からご挨拶を頂きました。
締めのご挨拶として、大9回の林史欣氏よりお言葉を頂きました。
最後に、彦根高等商業学校校歌 合唱にあたり、 高田大樹さん(大49回)によるエールが行われ、全員で元気に歌いあげました。
今年の総会は、会場での対面形式で開催することができ、懇親会に加え、二次会も開催することができました。来年2024年7月6日(土)の総会は、より多くの会員の皆様に、是非、会場に参集頂き、旧交を温めて頂く機会にしたいと思いますので、どうぞご期待下さい。
文責:北尾聡子(大45)
懇親会の食事